LG Energy SolutionにNEC Energy Solutionsの買収に関するアドバイスを提供

BDA パートナーズ（以下、BDA）は、クライアントである韓国のLG Energy Solution（以下、LG ES）が、日本のNECの子会社である米国のNEC Energy Solutions（以下、NEC ES）の100%株式を取得したことを発表しました。取引金額は公表されていません。

BDAは、本取引においてLGの単独フィナンシャルアドバイザーを務めました。

NEC ESは、NECが中国Wanxiang Group（万向集団）の子会社であるA123 SystemsのESS（エネルギー貯蔵ソリューション）事業を買収し、2014年に設立されました。NEC ESは、北米、南米、欧州、アジアにおいて、986MWの蓄電プロジェクトに係る実績があり、バッテリーに特化したシステムインテグレーションをグローバルに提供するESSソリューションのリーディングカンパニーとして地位を確立しています。NEC ESは、高評価の高度なソフトウェア制御スイート「AEROS」を用いて、特に北米市場においてエネルギー貯蔵事業を拡大しています。

LG ESは、韓国に本社を置く世界有数のリチウムイオンバッテリーメーカーであり、自動車用、モビリティ用、IT用、ESS用の各バッテリーを製造しています。電力網、無停電電源装置、商業・住宅向けに使用されております。LG ESは、今回の買収を足がかりに、北米市場でのESS事業を拡大し、ESS市場における世界的なポジションを更に強固なものにしていきます。また、今回の買収により、LG ESは、蓄電池の設置からシステム全体のソリューションまで、ESSのあらゆるサービスを提供するワン・ストップESSソリューションのリーディングカンパニーになる見込みです。提供するバッテリーやソリューションは、革新的でエネルギー効率が高い、環境に優しいものでございます。

BDAのパートナー兼ソウル代表のHoward Lee：
「韓国と日本の大企業が共にESGの重要なテーマであるESSの分野を進展させようという案件で、重要な役割を果たすことができ光栄です。BDAは、アジアをはじめとする海外での成長機会を求めているクライアントに、今後も大きな価値を提供できると信じております。」